懐かしの「踊る大捜査線」シリーズが12年ぶりに帰ってきました！踊る捜査線シリーズ大好き！
待望の新作映画『室井慎次 敗れざる者』が公開され、岩手県内でも上映中です。この「敗れざる者」では田舎特有の人を受け入れない地域社会も描かれ、映画ファンだけでなく、地方に住む多くの人々の共感（議論？）にも呼び起こされそうな内容となっていて、 東北に住む私たちにとっても親近感があり、懐かしさとともに映画のリアルな描写が心に響く作品です。ぜひこの機会に、イオンシネマ北上で『室井慎次 敗れざる者』楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、実際にイオンシネマ北上で『室井慎次 敗れざる者』を見てきた感想を書きたいと思います。
※ネタバレをしないように努めますが、一部含みますのでご注意ください！
映画『室井慎次 敗れざる者』
警察を辞めて故郷の秋田へ帰った室井慎次は、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいとの思いから事件の影響を受けた子供たちを引き取り、穏やかに暮らしていた。
そんなある日、室井の前に1人の少女が現れる。その少女・日向杏は、かつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だった。これをきっかけに、室井は思いもよらぬ事件に巻き込まれていく。
「室井慎次 敗れざる者」公式パンフレットより引用
映画『室井慎次 敗れざる者』の感想
今回の「室井慎次 敗れざる者」は、次回「室井慎次 生き続ける者」へと続く2部構成のうちの１部です。
「室井慎次 敗れざる者」は、【かつて室井慎次が関わった事件の首謀者の1人が出所し、秋田の山奥に移住し穏やかに暮らしている室井慎次の家のそばで、何故か死体として発見される】という明らかに異様な事件が起こります。
今回は、その死体遺棄事件の詳細というよりは、主に「室井慎次の現在の生活」と言った部分の描写により、今まで踊る捜査線シリーズとは違う室井慎次の姿や葛藤や人間味を感じる作品と感じました。
移住後の古屋を自身でリフォームしている時の様子や秋田へ帰った理由を話すときなどは、本当に感情が溢れていて「あの室井慎次がこんな感情になるんだ」と胸が苦しくなりましたし、保護をして一緒に暮らしている子ども達との関わりも、不器用ながらも真摯で「あの室井慎次が人と向き合い、子育てに奮闘している」という姿にも胸が熱くなりました。
そんな室井さんへの感情を思いつつ、物語は次回「室井慎次 生き続ける者」と続きます。
予告をみると、「室井慎次 生き続ける者」では事件が動くと共に、室井さんと子ども達の関係にも波乱が起こる描写。
なお、「室井慎次 敗れざる者」では、「青島刑事（織田裕二）」「恩田すみれ（深津絵里）」さんは過去の映像では出てきますが、現在の姿は出てきません。事件が動く後半「室井慎次 生き続ける者」には出演されるのかもすごく気になります！出てほしいですね！
早くみたい！！！
リアルな田舎の描写に共感！
今回の映画は、私の住む岩手県のお隣「秋田県」がロケ地ということもあり、親近感を持ちつつ映画館まで足を運びました。劇中では秋田での田舎暮らしの様子が描かれていますが、多少ツッコミどころはあるものの、とても生活に現実感があって、東北の田舎をもの凄く感じることができる描写でした。
岩手県住みの私にとって、劇中に映る大自然も家も小屋も町並みも全て「リアル」
※撮影は新潟県十日町市の山間にある小さな集落でも行われました。
そして、田舎特有の人間関係の複雑さや、噂話や対人関係のしがらみなども、「わかる！」と共感！本来であれば隠したい「隠」の部分。多くの人はどう感じるのだろう・・・
移住したい人が見たらこれをみて幻滅するかな？でも私の住む地域も本当にこんな感じ。リアルすぎた・・・でも最後はどんでん返しするのかな？どうなんだろう・・・
と、暗い話は置いておいて。
劇中には「クスッ」と笑えるポイントも多数盛り込まれています。派出所の警察官（矢本悠馬）の演技も本当に面白かったです。
放映中に思わずクスッと笑う人もいました！私も途中何度もニヤニヤしちゃいました笑
時の流れに切なさを感じる
そもそも「踊る捜査線」が始まったのは1997年。皆さんは何歳でしたか？
ちなみに私は・・二十歳前後でした！
所々で過去の映像が出てくるのですが、当時の室井慎次（柳葉敏郎）やキャストの皆さんの姿の若々しさが、私自身も当時の自分を思い出して、時の流れをしみじみ、切なさも感じてしまいました。
今回の映画に特に関連する「レインボーブリッジを閉鎖できません！」で有名な「THE MOVIE2」は2003年！いやぁ〜・・そんなに前！？信じられないというか信じたくない・・（笑）きっとこんな感情になる仲間がたくさんいるはず！
秋田出身の俳優が多数出演！キャストにも注目！
踊る捜査線の室井慎次といえば、「秋田県（由利本荘）生まれ、東北大出身」という設定。
そして室井慎次役の柳葉敏郎さんの出身も秋田県。
今までも、所々に秋田の訛りが出てくるのが、踊る捜査線シリーズの楽しみの一つという方も多いはず！
今回は秋田がロケ地ということもあり、秋田県出身の方が多数出演されています。
- 柳葉敏郎：言わずと知れた秋田県の産んだ有名人。無口で無表情の室井さんとは真逆の、にこやかな人柄が東北人には親近感があってたまりません。
- 佐々木希：秋田の産んだ女神と言ってもいいですよね！シングルマザー役で出演されています。田舎で美人でシングルマザーでスナック勤めで彼氏がクズ・・・田舎にいる美人に本当にいるよ・・リアルぅ・・・
- 生駒里奈：元乃木坂46の生駒里奈さんは新人弁護士役で出演されています。すごくお芝居が上手ですね。今回、嫌な役をされていたのですが、お芝居が上手すぎて本当に途中嫌になりました。（途中でちゃんと解決しています！）
- 遠山俊也：実は秋田県ではなく新潟県出身なのですが、踊る捜査線のテレビシリーズで湾岸署の玄関の立ち番の役をされていました。その中で、室井さんと「きりたんぽ鍋をつつく約束」をしたことがあるんです。今回は刑務官の役として出演されています。
もしかしたら他にも秋田県出身の方がいるのかもしれませんね！
『室井慎次 敗れざる者』が観られる岩手の映画館はここ！ お得な割引情報も紹介
フォーラム盛岡
- 基本料金：一般1900円・大学生1500円・幼児小中高生1000円・シニア1200円・障がい者（付き添い1名まで同料金）1000円
- 会員割引 ［FORUM Friends会員・スタンプ会員]：常時一般1500円・学生1300円・高校生以下900円、毎週月曜日1200円
- サービスデー 毎月1日、毎週水曜日1200円
- レイトショー 毎日20時以降の回1400円
- 映画の日(12/1)1000円
特別上映、特別興行の場合は料金が異なる場合がございます。
岩手県盛岡市大通2-8-14 MOSSビル5F
イオンシネマ北上
- 基本料金：一般1800円・大学生1500円・幼児小中高生1000円・障がい者（付き添い2名まで同料金）1000円
- サービスデー (ハッピーファースト)毎月1日1100円
- 夫婦50割引2200円※どちらかの年齢が50歳以上のご夫婦さまは鑑賞料金2,200円！
- ファーストショー (ハッピーモーニング)平日朝10時台までに上映開始1300円
- レイトショー (ハッピーナイト)毎日20時以降1300円
- 映画の日（12/1）1000円
- ハッピーマンデー 毎週月曜日1100円
- ハッピー55 毎日55歳以上の方1100円
- お客様感謝デー 毎月20日、30日の鑑賞料金はイオンマークのクレジットカード提示（e席リザーブ、自動券売機ご利用の場合はご決済）で1,100円！※「お客さま感謝デー」は、カード会員ご本人さまのみ対象
- イオンマークのクレジットカード特典 イオンマークのクレジットカード払いで、会員ご本人さまと同伴の大人1名さま迄、一般鑑賞料金から300円割引！※ 他の割引との併用不可、一般料金（1,800円）からの割引となります。
特別興行作品など、一部ご利用いただけない作品がございます。
岩手県北上市本通り2-2-1 さくら野百貨店 北上店5F
イオンシネマの「ワタシアタープラス」という会員サービスに登録（有料年額400円）すると、登録した時点で1200円で映画が見れるクーポンがもらえるよ！更に月1回1200円クーポンが貰えるし、さまざまな特典があるので、年に数回映画を見に行くよーという方にはおすすめ♪私も入会済み♪
まとめ：『室井慎次 敗れざる者』を劇場で堪能！ 続編『室井慎次 生き続ける者』への期待も高まる
今回の映画『室井慎次 敗れざる者』は、これまでのシリーズとは異なり、室井慎次の人間らしい一面や葛藤が描かれた作品です。さらに、この作品は『室井慎次 生き続ける人』へ繋がる重要な第一章でもあります。次回作ではどのような展開が先にあるのか、この機会にぜひ劇場で『室井慎次 敗れざる者』を楽しんでみてはいかがでしょうか。
私もめちゃくちゃ楽しみです！
コメント