「世界の持続可能な観光地100選」に選ばれた岩手県遠野市の観光スポットが知りたい人〜!
岩手県遠野市は、古くから伝わる神秘的な物語と美しい自然が調和した、魅力あふれる観光地です。 有名な「遠野物語」の舞台となった歴史的なスポットから、SNSで話題の絶景スポットまで、訪れる人を飽きさせない魅力がたくさん!
遠野の歴史を感じたり、SNS映えする写真を撮ったり、家族で楽しめる場所も充実した遠野の魅力をぜひ体感してください。
今回はその中でも特に人気の高いスポットを厳選した11箇所とオススメのガイド本などを紹介します。
実際に遠野市にゆかりのある私が紹介します!
ここは外せない!遠野の神秘と伝統に触れる定番スポット
カッパ淵
遠野といえば「カッパ」
「カッパ淵」は、遠野物語でも特に有名な伝説の河童が住んでいるとされる場所。ひっそりとした 川辺には小さな祠やオブジェが設置されており、神秘的な雰囲気を感じることができます。
ここで人気なのが「カッパ釣り」
遠野ではカッパを捕獲するという事を「本気で」取り組んでいます。
釣り竿もレンタル出来るので、実際に川に釣り糸を垂らし、カッパ釣りを楽しみましょう!記念写真も忘れずに!
カッパを捕獲して賞金1,000万円をGETしよう!
カッパを捕獲するためには、「カッパ捕獲許可証(220円)」が必要です。(道の駅遠野風の丘、旅の蔵遠野、伝承園等で手に入れることができます)※人気のため、ネットでの購入もできるようになったそうです
- 遠野観光協会HP カッパ淵
- カッパ捕獲許可証のネット購入はこちら⇨遠野時間@Shop公式HP
アニメ「河童のクゥと夏休み」の聖地としても有名です。
特に子連れ旅行を考えている方はアニメを見てから行くことをオススメします!
伝承園
「伝承園」は、遠野物語の世界観をより深く感じることができる場所です。
国の重要文化財に指定されている曲り家「菊池家住宅」が保存されています。茅葺きの建物の中では、実際に囲炉裏に火があったり、野菜などが干してあったりと、昔ながらの養蚕農家であった遠野の暮らしを感じることができます。
菊池家住宅は、青森県東部から岩手県にまたがる地域を治めた南部藩独特の「南部曲り家(なんぶまがりや)」と言われ、母屋と馬小屋をL字型に合体させた建築様式となっています。座敷童がいるとかいないとか・・・
また、神秘的な雰囲気が漂う「御蚕神堂(オシラ堂)」の展示や季節によって様々な体験プログラムもあり、遠野の伝統や伝承に触れられる学びの場でもあります。
御蚕神堂(オシラ堂)は圧巻ですよ。子どもは怖がるかも。
じっくり学びたい!歴史と文化を堪能スポット
遠野市立博物館
遠野の民話や伝承に関する資料を展示する「遠野市立博物館」
規模は大きくないのですが、とても見応えのある博物館で、観光の際は是非立ち寄っていただきたい場所の一つ。
大画面のマルチスクリーンシアターでは、雲海に包まれた神秘的な遠野盆地の映像、『遠野物語』や民話を題材にした映像や、アニメーション「水木しげるの遠野物語」なども楽しめます。
博物館で遠野物語について触れてから市内観光をすると、かなり楽しめると思います!
とおの物語の館
柳田國男が『遠野物語』を書くために滞在した宿「旧高善旅館」、柳田國男が永眠するまで過ごした家を、移築、保存した建物や、造り酒屋の蔵を改装した建物からなる「とおの物語の館」
特に人気は、「語り部による昔話」そのほかにも、音や映像で遠野物語の世界を体験できます。
こちらも市立図書館と併せて観光がオススメです。
遠野市立博物館よりも、子連れに人気なのは「とおの物語の館」
SNS映え&絶景スポット
高清水展望台
SNSでも大人気の「高清水展望台」からは、遠野市の美しい景色を一望することができます。 特に10月~11月の早朝には、幻想的な雲海が山々を包み込み、思わず息をのむ景色が広がります。
田植えの頃には市全体が湖のように見え、稲刈りの時期には黄金色に輝いている様子を見ることができます。絶景の写真を撮りたい人や、自然の美しさに癒されたい人には外せないスポットです。
- 雲海は気候、気温等すべての条件がそろわないと眺めることができません。
- 毎年12月上旬~5月上旬は冬季通行止めとなります。
雲海観光ツアーは、即売り切れになるほどの人気!
荒神神社
田んぼの中にポツンと佇む「荒神神社」その姿は観光ポスターになったことでより多くの人に知られることになりました。
春は水田・秋は稲穂・冬は雪の中に佇む様子は、「遠野らしい」と言われる光景。こちらもSNSでも大人気!
卯子酉様
縁結びの神様として有名な「卯子酉様(うねどりさま)」
恋の願いを叶えたい人は、境内の無人売店で売られている赤い布を左手だけで木に結ぶことが出来れば願いが叶うという言い伝えがあります。
たくさんの赤い布が結ばれている光景は圧巻です。
家族で楽しむ!子ども向けスポット
遠野ふるさと村
遠野の昔の農村風景をそのまま再現した「遠野ふるさと村」
江戸時代の遠野の田舎の暮らしを体験することができます。
茅葺き屋根の古民家が立ち並び、水田や畑も実際に作られていて、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
村内には「まぶりっと」と呼ばれる守人達がいて、曲り家の手入れや体験指導などをしています。昔ながらの風景だけでなく遠野の人の温かさや伝統を感じられる、遠野市の文化が詰まっています。
季節に合わせたイベントや子供向けの体験イベントも多く開催されており、お子さんに田舎の自然を体験させるにはもってこいの場所です。
遠野は馬の文化が有名。ふるさと村には「白雪(しらゆき)」と言う可愛い白馬も住んでいて大人気!
こども本の森 遠野
世界的建築家・安藤忠雄氏が「東北の復興のシンボルはこどもたちの未来である」という提唱に基づき設計され、自費で新築して市に寄贈した「こども本の森遠野」
施設の外観は、旧三田屋(かつて呉服店を営んでいた町家)の創建当時を再現。梁や柱などの一部に、解体して出た部材を使用しており、情趣あふれる造りが魅力的。
本に囲まれる雰囲気は圧巻。SNSで見て訪れる人も多いようです。落ち着いた雰囲気の中でじっくり本と向き合う隠れ家としてもオススメです。
オリジナルグッズやオリジナルキャラクターも可愛いですよ!
2021年(令和3年)にオープンして以来、入館は人数制限や予約制での対応でしたが、2024年7月から予約無しで入館できるようになりました。
TOMOK(ともっく)
2024年10月にオープンしたばかりの無料で遊べる木製の大型遊具TOMOK(ともっく)
お子様連れの方にはぜひ寄っていただきたい今一番話題の新スポットです。
岩手県産の木材や遠野の木材を使って造られたこの遊具で遊ぶと、より遠野の「温かみ」を感じることが出来るはず。
3歳未満が対象の遊具スペースと、3歳以上12歳以下が対象の木製遊具で分かれているので、3歳未満のお子さんでも安心して遊ぶことができます。3歳以上のお子さんは、たくさんの木製アスレチックに夢中になること間違いなし!
屋内にあるので雨の日でもOK!
遠野のお土産もグルメもここに行けば間違いなし!
道の駅「遠野風の丘」
『じゃらん』が行った全国道の駅グランプリ2024で第5位に選ばれた「道の駅 遠野 風の丘」
遠野ICそば(車で約3分)の小高い場所に位置し、展望デッキからは遠野の田園風景を一望することができます。
地元の新鮮野菜はもちろん、お土産品も充実しています。
さらに風景を楽しみながら、遠野名物バケツジンギスカンやビール、美味しいジェラート、遠野の美味しい食材を使ったお食事が楽しめます。
案内所もあるので、観光前に寄るのもオススメ!
役立つ観光ガイド&マップ・オススメ本でさらに充実した遠野旅行を!
遠野観光をもっと楽しみたい方におすすめなのが、無料のマップや観光雑誌。
ぜひチェックしてみてください。
無料のマップ
遠野市の観光マップは、現地の観光案内所やオンラインでも手に入ります。
かなり充実している内容で見応えたっぷり!
こちらからダウンロード出来ます⇨遠野観光協会HP 遠野市内観光 歳時記・パンフレット
おすすめ観光雑誌
遠野以外にも最新のスポット情報が満載。岩手旅行プランを立てる際の参考に最適です!
遠野物語を楽しむ!気軽に読めるおすすめ本
遠野といえば柳田國男氏の描いた「遠野物語」が有名です。遠野物語を知ってから遠野観光をするとより楽しみが増すのではないでしょうか。
その遠野物語を漫画で分かりやすく知ることができるのがこちら
遠野の民俗学に魅了され移住してきた一人、株式会社富川屋代表 富川岳さんが構想七年を経て描いた一冊がこちら
三冊とも読みやすいですよ♪
観光スポットの項目でも紹介しましたが、お子連れでの観光を予定される方は、遠野のカッパ淵が聖地となっているアニメ「河童のクゥと夏休み」がオススメです。(もちろん大人にもオススメです!)
夏休みを心待ちにしていた小学生の男の子は、学校帰りに不思議な石を拾う。持ち帰って水で洗うと、中から河童の子どもが姿を現わした。彼によって「クゥ」と名付けられたその河童は、彼らと同じ言葉を話し、何百年ものあいだ、地中に埋められていたのだという。最初は驚いた家族も、クゥを受け入れ、周囲に気づかれないよう注意しながら共同生活を始める。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
まとめ
遠野市の定番スポットから最新のSNS映えスポットまで、幅広い魅力を紹介しました。観光するだけでなく、地域の文化や歴史に触れることで、遠野の奥深さを感じていただけるはずです。ぜひ次の旅行の参考にしてみてください。
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